肌の赤みを解消する最適なスキンケア方法を知ろう

顔に赤みが現れたら、肌トラブルが起きているサインかもしれません。赤みに悩みがある場合は、早めに対処することでトラブル悪化を予防できることがあります。こちらでは肌の赤みの原因や、解消するためのスキンケアの方法をまとめてみました。

■肌が赤くなる原因とは

ひと口に「肌が赤くなる」と言っても、人によって原因が異なります。まずはあなたの赤みが、何によって引き起こされているのかを知りましょう。原因に合わせたアプローチをしなければ、赤みは解消しにくくなります。

○肌に加わる刺激

顔は常に何らかの刺激を受けています。例えば紫外線や、手で触る行為、メイクアップ、タオルや洋服による摩擦、髪、整髪剤などです。これらの負担が繰り返し加えられることで、肌にはダメージが蓄積していくでしょう。その結果として赤くなるなどの炎症が起こり、肌トラブルを招く恐れがあります。

○バリア機能の低下

あらゆる刺激から身を守るため、肌にはもともとバリア機能が備わっています。このバリア機能を担っているのが、肌表面にある角質層です。角質層は、日々新しく生まれ変わっています。

しかし乾燥や外気からの刺激、ストレスなどによってターンオーバーが乱れてしまうと、角質層によるバリア機能は正常に働きません。つまり外的な刺激が直接肌に加わることになり、トラブルが起こりやすい状態に陥ります。

○化粧品が合わなかった

肌は体調によって調子が変わると考えられています。例えば疲れているときは、いつもより肌が敏感になる可能性もあるでしょう。毎日使用している化粧品でも、体調によっては肌に合わなくなることがあります。

そのためファンデーションやチークなどを、「普段から使っているコスメアイテムだから大丈夫」と信頼しきるのは考えものです。肌荒れなどの異変を感じたら、化粧品も一度見直してみましょう。

○血行も関係している

血行が悪くなると、肌に必要な栄養を届けることができません。これによりターンオーバーが乱れ、くすみや乾燥が起こりやすくなると言われています。血のめぐりを良くするツボを押す、ゆっくりお風呂に浸かるなどして、顔の血行を悪化させないよう予防することが大切です。

○ニキビ

ニキビができるということは、過剰に皮脂が分泌されている状態です。そもそも皮脂が出てしまうのは、乾いた皮膚を潤そうとしているため。根本的な原因には、乾燥があると考えられます。このため乾燥肌やインナードライ肌、敏感肌の方は、赤みの症状が起こりやすくなるでしょう。

「皮脂が出るから」とオイリー肌向けのスキンケアアイテムを使ってしまうと、悪化を招きかねません。皮脂を取りすぎるのではなく、潤いを与えるようなニキビケアを心がけましょう。

○皮膚炎になっている場合も

上記のどれにも当てはまらず、ケアを行ってもなかなか赤みが治らないケースがあります。この場合、もしかすると乾燥性皮膚炎などの症状に陥っているのかもしれません。自己判断で間違ったケアをしてしまうと、症状は悪化するばかりです。一度皮膚科を受診するようにしてください。

■乾燥しているとトラブルが起きやすい

肌が乾燥すると、ターンオーバーのリズムが崩れると上述しました。その結果として肌では、未熟な角質層の細胞が大量に形成されてしまいます。角質層は、肌のバリア機能を担う大事な部分です。未熟な角質層では、バリア機能が十分に発揮できません。多くの刺激を受け、かゆみなど肌トラブルを招く可能性があるでしょう。

さらに未熟な角質層は、乾燥肌を悪化させると考えられています。乾燥の負のスパイラルに陥り、その状態が継続することでシワが増える場合もあるため、早めの対処が必要です。

■ケア方法は症状によって異なる

自身の赤みの原因がわかったら、その原因を取り除くための行動に移しましょう。自分に合った正しいケアが、症状改善のための一番の近道です。

○基本は保湿

どの原因においても、たっぷりと保湿をすることが欠かせません。まずは化粧水で肌を柔らかくし、肌に水分を浸透させて十分に潤いを与えます。次にクリームを使い肌に油分でフタをして、潤いを逃さずキープしましょう。化粧水が浸透しづらいと感じるのであれば、導入液などを活用するのも一案です。

なお化粧水や乳液の使用量が少ないと、せっかく使用していても肌に十分な潤いを与えられない場合があります。ラベルなどに記載されている使用量を守り、もっちりとした肌を目指して保湿を心がけてください。

○刺激は避ける

髪や手が顔に触れることは肌にとって刺激であり、トラブルの引き金となります。できる限り顔に余計なものが触れないように、ヘアスタイルにも注意するようにしましょう。またシャンプー・リンスのすすぎ残しや、オイル、ワックスといったヘアケア用品も肌には悪影響となるため、できるだけ顔につかないようにしてください。

また、洗顔後などに顔を拭くタオルにも注意が必要です。基本的にフェイスタオルは常に清潔な状態で使うようにし、使い回しは避けます。顔を拭く際には決してこすらず、優しく抑えて吸い取るようなイメージで拭きとりましょう。

○洗い過ぎには要注意

汗や化粧など顔についた汚れは、毎日きれいに落とさなければなりません。しかし過剰に顔を洗うことで、肌にとって必要な皮脂まで奪い取る可能性があります。そうなると肌は乾燥を防ごうと、過剰に皮脂を分泌してしまうでしょう。

特にクレンジングで、ゴシゴシとこすって汚れを落としている方は要注意。適用量を使って、顔全体を優しく円を描くようになでるのが正解です。また、洗顔を行う際はしっかりと泡立ててから、力を入れずに洗います。

最後にぬるま湯を使って、洗顔料を徹底的に洗い流してください。洗顔料がフェイスラインなどに残っていると、それが刺激となって肌トラブルを招きます。また、シャワーを直接顔に当ててしまう行為は、刺激が強すぎるため避けましょう。

○紫外線対策

冬でも紫外線は降り注いでいます。そのため夏だけでなく、一年中紫外線対策を行うことが大切です。日焼け止めや日傘、帽子などで対策を行いましょう。肌だけでなく目も紫外線の影響を受け、肌の黒ずみなどを引き起こすとも言われています。できる限り、UVカットの眼鏡やサングラスを使用するようにしてください。

○ストレスや生活習慣も気を付けよう

肌にとって、ストレスは最大の敵です。美肌づくりのためにも、ストレスは溜め込まないように心がけましょう。適度に運動する、ゆっくり入浴するなど、自分に合ったリラックスタイムを作ってみてください。

また、暴飲暴食やダイエットによる偏食などの乱れた食事、喫煙、睡眠不足などが続いていると、どんどん肌の状態は悪くなります。スキンケアに気を配るだけでなく、同時に食生活や生活習慣も見直すようにしましょう。

ビタミンE 抗酸化作用
ホルモンバランスを整える
ナッツ類、アボカド
ビタミンc コラーゲンの生成を助ける
抗酸化作用
果物
ビタミンA 抗酸化作用
肌や粘膜の保護
緑黄色野菜
ビタミンB 疲労回復
皮膚や髪の再生 など
レバー、たらこ、ウナギ、豚肉
コラーゲンや粘膜の生成 赤身肉、レバー、あさり
たんぱく質 コラーゲンの生成
肌を作る
肉、魚、卵、乳製品、大豆製品

○薬を使用する

肌の不調が続く場合には、早めに皮膚科で診てもらうことをおすすめします。現在使っている化粧品や化粧水なども使うのをやめ、一度相談してみましょう。症状によっては、使用を中止したほうが良いこともあります。

必要があれば、症状に応じて内服薬や塗り薬を処方されるはずです。医師の指導のもと正しい処置を行うことで、悪化を防ぐだけでなく、跡を残さずに治療を行うことができます。

■自分の肌に合ったケアをしよう

肌のケア方法にはピーリングやパックなど数多くありますが、基本的には生活習慣の改善が大切です。しかし生活習慣のなかには、なかなか改善することが難しい場合もあります。例えば喫煙者が煙草を止めれば、美容にはとても良いことです。しかし、吸えないことで強いストレスを感じている状態は、決して肌に良いとは言えません。

さらに高額なケア用品を購入したとしても、適量より少なく使ったり、継続できなかったりするのであれば意味がありません。まずはストレスがないよう、無理のない範囲で行えるケア方法を選びましょう。自分に合ったやり方でケアを続けることが、肌トラブルの予防には何より重要です。

■なかなか治らない赤みやニキビ跡にはプラズマを

肌の状態が改善しない場合には、最新の美容ケアである「プラズマ照射」も検討してみましょう。これはプラズマの作用によって、化粧水や美容液などの成分を肌の深部まで導入しやすくする施術です。術後のスキンケアは普段通りでも、より高い効果が期待できるようになると言われています。

毛穴の改善、ニキビ、シワ、しみの軽減、キメを整えるなど、美肌に導く作用が見込めるでしょう。プラズマ照射は皮膚科や美容外科、エステサロンなどで受けることができます。自宅でのケアに物足りなさを感じている方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

肌の赤みは、あらゆる肌トラブルのサインとも言われています。赤みが現れたら、まずは原因を知り、早めにケアを行うようにしましょう。そのためにはスキンケアだけでなく、生活習慣の見直しも欠かせません。症状に改善が見られなければ、プラズマ照射を視野に入れるのも一案です。エステサロンや美容外科などで、相談してみてください。

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