正しいスキンケア方法を知って毛穴をきれいにしよう

年齢を重ねると、鼻周りや頬などに毛穴の黒ずみ、広がりが目立つようになってきます。ケアをしているつもりでも、かえって毛穴を目立たせるような間違った対処をしている方は少なくありません。女性らしい美肌づくりに役立つ、正しい毛穴ケア方法についてご紹介します。

■毛穴が汚れる原因

毛穴は一度目立つようになると、なかなか改善が難しいもの。カバーしようと化粧品でごまかし続けるのも、決して良い方法とは言えません。まずは毛穴が汚れる原因から解説します。

◯お肌のハリ不足

肌のハリ、弾力が失われてしまうのは、加齢や紫外線などが原因です。そもそも肌は、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンによってハリを維持しています。しかし紫外線の影響や加齢によって、これらの成分は徐々に減少。そうなると肌は弾力を保てなくなり、皮膚が緩んだ状態に陥ります。

結果として毛穴は縦に開き、目立つようになるでしょう。さらに、広がった毛穴は汚れが詰まりやすい状態です。放っておくと、ニキビや黒ずみなども気になり出すかもしれません。特に小鼻の横あたりから頬にかけては、毛穴トラブルが起こりやすいと考えられています。この付近の毛穴が開いているのなら、ハリ低下が原因と考えられそうです。

◯化粧の落とし忘れ

毎日キレイに洗ったつもりでも、小鼻の周りや眉間などは洗い残しが起こりやすい部分です。ファンデーションなどの汚れが皮脂と混ざり合うことで、毛穴を詰まらせ、黒ずみなどの原因となります。

キレイに洗えているかどうかは、簡単にチェックが可能です。洗顔が終わったあとにクレンジング剤や、拭き取り化粧水を染みこませたコットンで肌を拭き取ってみてください。コットンに汚れがつくようであれば、洗い残しがある証拠です。しっかりとメイクをした日などは、きちんと素肌になっているかチェックするようにしましょう。

顔に日焼け止めを使う場合には、毎日クレンジングできちんと落とすか、洗顔料で簡単に落とせる日焼け止めを選ぶようにします。メーカーによって落とし方は異なるため、使用前に確かめてみてください。

◯皮脂の過剰な分泌

毛穴は皮脂を排出するための部位です。そのため夏場など皮脂が多くなる時期や、脂っこい食べ物の食べ過ぎなどによって皮脂が過剰に分泌されると、皮脂腺が発達します。皮脂腺から多くの皮脂が分泌されれば、それだけ毛穴も広がっていくでしょう。

さらにそのまま放置してしまうと、毛穴には汚れが溜まりやすくなります。肌質によっても皮脂の分泌量は異なるため、皮脂が出やすい人は注意が必要です。

◯乾燥によるうるおい不足

エアコンの使用や空気の乾燥、間違ったスキンケアなどが原因で、乾燥肌を引き起こす場合があります。乾燥したまま放っておくと、肌表面の角質細胞が剥がれやすくなることも。結果、乾燥を止めようと皮脂を過剰に分泌させてしまうのです。また、乾燥することで毛穴は伸縮しなくなるため、汚れも溜まりやすい状態となります。

さらに乾燥肌は真皮の水分が失われやすく、皮膚のハリもなくなり、たるみが起こるでしょう。開いてしまった毛穴がたるむことで、より肌トラブルが目立つような状態になります。

■毛穴トラブルが起きやすい個所

毛穴トラブルが顔のどの部位に現れるかは、人によってさまざまです。しかし一般的に、皮脂が過剰に分泌される部位や汚れが溜まりやすい部位は、トラブルが多く起こりやすいと言われています。

◯頬

頬はスキンケアを行う際に、最も刺激を与えやすい部位です。つまり、それだけ角質層も損傷しやすいということ。角質層が損傷することで乾燥を招き、毛穴が開きやすい状態に陥ります。

◯鼻

鼻はTゾーンとも呼ばれており、テカリが気になる方も多いかもしれません。顔のなかでも皮脂の分泌量が多く、毛穴が目立ちやすい部分です。また紫外線の影響を受けるため、毛穴の黒ずみなどのトラブルも目立ちやすいでしょう。

◯あご

特に夏の季節は、あごのトラブルが起こるようになります。日焼け止めによる汚れ、紫外線による角質の肥厚、皮脂分泌量増加などがその原因です。これらによって毛穴がふさがれてしまい、ザラついた状態になります。

■毛穴汚れが原因の症状

毛穴汚れを放っておくと、肌にさらなるトラブルが現れる可能性があります。どんな症状が起こるのか、代表的なものをまとめてみました。

◯ニキビ

肌には「アクネ菌」と呼ばれる常在菌がいます。アクネ菌は本来、皮脂を分解する、細菌の繁殖を防ぐなどの役割を担っている存在です。しかし毛穴が角栓などによって詰まってしまうと、皮脂をうまく排出できず溜まった状態になります。皮脂が増えると、それを栄養にしてアクネ菌も増えることになるでしょう。

必要以上にアクネ菌が増えた場合、炎症の引き金になると言われています。この炎症こそが、ニキビと呼ばれる症状です。ニキビを予防するためにも、毛穴ケアは欠かすことができません。ニキビができやすい人はただ皮脂を取るのではなく、毛穴のケアもきちんと行うようにしましょう。

◯毛穴の黒ずみ

鼻付近に多く現れやすい症状です。角栓が黒くなってしまうのは、溜まった皮脂が酸化しているから。ただ、色素沈着や影などによって黒く見える場合もあるため、ケア方法には注意しましょう。

一度黒ずみができると、改善するまでには時間がかかります。しかし無理に指で押し出そうとしたり、毛穴パックをしたりすると、かえって毛穴を広げかねません。決して無理に取ろうとはせず、正しいスキンケアを継続して、時間をかけながら改善するようにします。

◯毛穴の開き

毛穴自体の大きさは、人それぞれ異なります。また皮脂の分泌量などによっても、毛穴の広がり方は変わってくるでしょう。毛穴を詰まらせたまま放置しておくと、内容物が毛穴を押し広げようとするため、さらに毛穴は広がって見えます。

こうした毛穴の開きが起こる原因は、過剰なスキンケアや紫外線など外的な刺激。放っておくとことで乾燥肌を引き起こすとも考えられています。早めにケアを行うようにしましょう。

■正しいスキンケアのやり方

毛穴トラブルを予防し改善するためには、正しいスキンケアが必要不可欠です。間違ったケアを続けていても、改善しないばかりか毛穴を広げてしまう恐れもあります。「なかなか症状が治まらない」という方は、一度ケアを見直してみてください。

◯クレンジングや洗顔方法のやり方を見直す

クレンジングや洗顔の方法を変えるだけでも、肌の状態は変化してきます。まずクレンジングでコスメの汚れを徹底的にオフすることは、スキンケアの基本です。メイクアップして汚れた状態だと、毛穴が詰まり吹き出物ができやすくなります。帰宅したらできる限りすぐに、化粧を落とすよう心がけましょう。

クレンジングは優しく顔全体をマッサージするように、くるくると馴染ませてください。その際、力を入れてこするのは絶対に止めること。角質を傷つけ、乾燥肌や敏感肌になる恐れがあります。汚れを落とし切るためにも、ぬるま湯を使用するようにしましょう。

次に洗顔ですが、洗顔料をきちんと泡立て、こすらないように洗います。手を使って洗うというよりは、泡で洗うようなイメージです。簡単に泡立てられる洗顔ネットなどもあるため、時短したい場合は活用しましょう。鼻やあごなど、洗い忘れの起こりやすい部分もしっかりすすぎます。寝てる間にも皮脂は分泌されるため、朝の洗顔も忘れずに行ってください。

最後は洗い流しです。熱いお湯は角質を傷つけやすくなると言われています。その一方で、冷たいお水だとクレンジングが落ちにくく、肌に残ってしまう可能性も高まるでしょう。ぬるま湯を使って洗い残しがないように、丁寧にすすぐようにします。

◯角栓は無理やり取らない

毛穴パックやピーリングなど毛穴のために行っているケアも、やり過ぎれば症状を悪化させる恐れがあります。また毛穴を広げるだけでなく、肌に負担がかかり必要な油分まで奪っているかもしれません。その結果、乾燥肌になることもあるため注意しましょう。

グッズを使って毛穴ケアを行う場合には、きちんと説明書を読み、指示されている頻度・使い方で使用するようにしてください。ケアを行ったあとには、いつも以上に保湿をしておきます。

最も良くない角栓のケアが、指やピンセットなどを使って無理やり取る方法です。この方法を行うと肌にダメージを与え、肌荒れの原因になると言われています。跡も残りやすくなるため、絶対に止めるべき習慣です。

◯化粧水による保湿は怠らない

毛穴のためにも、十分な保湿は欠かせません。化粧水や乳液、クリーム、美容液など肌に合ったアイテムを、使い方を守って使用するようにしましょう。使用する量が少なければ、保湿効果が得られにくくなる場合もあります。

しっかりと肌に浸透させるように、手のひらでたっぷり馴染ませましょう。そうすることで、肌の奥まで成分が届きやすくなると言われています。スキンケアは時間をかけて、肌がもっちりするまで行うように心がけてください。

化粧水や乳液、クリーム、美容液などは、それぞれで役割が違います。そのため化粧水だけでは、せっかく肌に与えた水分も蒸発してしまうことに。化粧水のみだと保湿効果は得られにくくなり、乾燥しやすい状態に陥るとも考えられています。オイリー肌だからと言って、クリームがいらないわけではありません。

保湿効果をアップさせるためにも、それぞれの役割を把握してきちんと使用するようにします。美容液は高価なものも多く、普段のスキンケアにプラスするエッセンスとして、限定的に使用するのも手です。30歳を過ぎると肌の状態が変わるとも言われているため、これまでのスキンケアに物足りなさを感じたら活用してみましょう。

化粧水 水分を補給し、うるおいを与える
肌を柔らかくし整える
乳液 油分を補給
美容液などを浸透させる
化粧水などのうるおいが奪われないように、フタをする
美容液 肌の悩みをタイプ別に解消するためのスペシャルケア
アンチエイジングケア、美白、保湿などに特化したアイテム
クリーム 皮膚にオイル膜を作る
肌を柔らかくする

ただしスキンケアアイテムは、価格帯が高い商品ほど肌にいいとも限らず、合う・合わないは人それぞれです。量を惜しまず使えるように、プチプラのものでも構いません。効果以外にも香りやテクスチャなど、使いやすいものを選んでケアを継続しましょう。

■毛穴を引き締めるエクササイズ

毛穴を引き締めるためには、内側からの改善もカギを握っています。たとえば顔の血行を促し、きちんと栄養を行き渡らせるためにも、適度に身体を動かす習慣を作ることです。身体を動かすことでダイエット効果やストレス解消も見込めます。さらにほどよい疲労感があることで、睡眠の質を上げる効果も期待できるでしょう。

メニューとしてはヨガやウォーキングなど、有酸素運動を中心に行うようにします。ただし無理は禁物。継続することが大切になるため、自分に合ったエクササイズを行います。

またエクササイズ以外に、食生活も大切な要素です。脂っこい食べ物を多く摂取していると、皮脂が過剰に分泌されると言われています。野菜やたんぱく質などを中心とした、健康的な食生活を心がけるようにしてください。

毛穴の悩みには、根菜類やビタミンcを多く含む野菜類が良いと考えられています。ニンジンやゴボウ、レンコンなどを意識して多く摂り、果物も積極的にメニューに加えるようにしましょう。

さらに日焼け止めを使うなどして、紫外線対策も忘れずにします。ただし日焼け止めは、紫外線カット率が高ければ高いほど良いというわけではありません。「1日中外に出ている」「屋内で過ごすことが多い」など活動場所などに合わせて選び、また必要に応じて数時間おきに塗り直すようにします。

1日の終わりには、日焼け止めをしっかり落とすようにしましょう。肌に残ってしまうと、毛穴を詰まらせる原因になります。商品によってはクレンジングを使用しないと落ちないものもあるため、あらかじめ確認しておいてください。

■プラズマは毛穴のスキンケアにも有効

プラズマ治療とは窒素ガスをプラズマ化させ、それを肌に吹き付ける最新のケア方法です。気体の状態で照射するため、肌の深層部まで入り込むところがポイント。その結果、毛穴をすっきりさせ小さくするなどの効果が期待されており、黒ずんだ毛穴の救世主とも言われています。

プラズマ照射後には、スキンケア時の美容液成分も浸透しやすくなるでしょう。照射後に美容成分が配合されたパックなどを使うことで、肌のキメが整い、毛穴の目立たないなめらかな肌に導く作用も見込めます。

毛穴以外にもくすみなど、年齢とともに気になり出した肌トラブルを改善したい方に人気の施術です。1回の照射で効果を実感できたなど、嬉しい口コミも多くあります。ワンランク上のスペシャルケアを行いたい人は、検討してみるのも良いでしょう。プラズマ治療はエステや皮膚科、美容形成外科などで行えるため、一度相談してみてください。

黒ずみや広がりなど、なかなか改善されない毛穴トラブルに悩む方は多くいます。その引き金となるのは、乾燥や化粧残しなど普段のちょっとした悪習慣です。毛穴トラブルに気づいたら、自分にあった正しい方法で根気強くケアを続けましょう。もし自宅でのケアに限界を感じたなら、プラズマ治療を活用するのも一案です。

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